2018年9月12日水曜日

ベトナム病院視察

2018.09.12

先日、ベトナムの大きな病院に視察訪問する機会があり、弊社代表の中山と
ハノイへ行ってきました。

海外の医療事情がどうなっているのか関心があったところに
ベトナムに強いコネクションがある方から直接話ができる場を
セッティングして頂けることになり、非常に貴重な機会なので
急遽お願いして訪越することになりました。


本題の前に、熊本から成田への便が霧で欠航となり急遽羽田行きに乗り換えるという
不運に見舞われ、出だしから波乱だったことをご報告します。
※慌て過ぎて欠航の写真を撮り逃してしまいました。

以下、ブログでは写真とともに見て、感じたことをご紹介したいと思います。


欠航からのスタートで恐怖でしたが、無事に出国できました。


アオザイという伝統衣装がアテンダントさんのユニフォームでした。


とてもきれいな青の機体です。


ベトナムは社会主義国家ですがドイモイ政策で市場開放政策をとっており、
2000年に入ってからは急激な経済成長を遂げ、今後一層の成長が見込まれています。
その成長には日本のODAも役立っており、このような石碑も空港にみられました。



現地の風景です。
高層ビルと昔からの建物が混在しており、道路にはバイクがひしめきあう、
クラクション賑やかな街です。


現地の方オススメのカフェです。行列ができていました。
ベトナムコーヒーは苦いコーヒーの下に甘いコンデンスミルクが鎮座しており、
個人的にはとても好きです。


都市の整備は進んでいるとは言えず、至る所に配線むき出しの
状態がお目見えしていました。


病院の画像診断センターです。50名の放射線科医の先生が在籍し、1.5TのMRIが5台、CT8台を備え、1日MRIが200人、CT500人、エコーに至っては3000人を技師さんがフル稼働で回しているそうです。これは日本では考えられないボリュームですが、驚いたことにシフト管理はかなりしっかりしており、日本のように1人が働き過ぎで過労死するようなことがないような仕組みが利いているそうです。

ハードは非常に整っており、企業や外国からの支援で
ほとんど検査機器のスペックは日本と変わらないほどです。
システムやソフトはフリーや期限付き無償提供のものが多く、
病院全体の歯車は予想以上にスムーズに回っていました。


ベトナムでは日本と異なり、日本で看護師が行う業務の多くは患者の家族や親族が行うそうで、食事や移動など身の回りの世話のため多くの人が病院の敷地内に溢れています。
そのため院内の廊下に雑魚寝したり、建物の入り口で椅子を並べてお喋りをしたりと、
とても医療機関の中とは思えないほど賑やかで騒然としていました。


新しい建物が来年完成予定だそうです。
ここにも日本の企業が入り、事業展開していました。


弊社の文書作成支援システム、「Y'sCHAIN」は非常に関心をもって聞いて頂きました。


明らかに骨折固定後の患者さんを台車で運ぶ身内と思われる方。
振動が気になります。


夜のハノイも賑やかで、どの道を通ってもバイクと人で溢れていました。


非常に短い滞在時間で、スケジュールの都合もありベトナムの国や医療を
じっくり知ることは厳しかったですが、垣間見た中で非常に多くの学びがありました。
これからの海外へのアプローチに向けて、収穫の多い海外出張となりました。
ニーズをしっかり捉えて、ベストエフォートをしていきたいと思います。

文責:杉山




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