2017年11月25日土曜日

IECE:電子情報通信学会九州支部創立100周年記念イベントに参加してきました!



2017年11月18日に開催された、電子情報通信学会に参加させていただきました。


弊社の渡邊が登壇したパネルディスカッションも傍聴してきました。http://ysreading.blogspot.jp/2017/11/iece100.html
やはり子どもをもつ親としては、今後の義務教育にプログラミングがどう活かされるのか、それを現教育長がどう考えているのかを知ることが出来る機会となりました。

私は2020年から小学校でプログラミング教育が必修科目される=新たに「プログラミング」という授業が出来る・・・と思っていましたが、それは間違いでした。
現在の理科や算数や音楽などの授業の中に、「プログラミング」の「論理的思考」を取り入れるということでした。

話だけ聞くととても難しくプログラミングの授業のイメージが全然湧かなかったのですが、別会場に体験スペースが設けられていたので、実際に子どもたちと一緒に体験してみました。

会場には、全国のロボコンにも出場している団体のレゴロボットや、宇宙エレベーター、VRを利用したマラソンの体感など、普段なかなか目にすることが出来ない様々なITの技術を、実際に目で見て触れて体験することができました。

「宇宙エレベータ」と「レゴロボ」を製作・プログラミンして動かす体験コーナーに申し込みをして、実際に子どもたちに論理的思考の教育がどのようにされるかを見学しました。

「宇宙エレベータ」はレゴの部品をPCで作業工程を見ながら、一から組み立てるところから始めました。
小さい部品を手作業で組み立てることにまず集中力が必要で、細かい作業が苦手な子はそこでつまずいていました。

すると周囲の子ども同士でお互いに聞いたり教えあったりして、無事にエレベータを動かすことができました。




「レゴロボ」は一つずつロボットが進む方向や速度を設定するブロックを組み合わせては実際に動かして試す・・・を繰り返して、ロボットがスタートからゴールに到着できるようにプログラミングをしました。



ロボットが逆の方向に進んだり、進む速度が早すぎて壁に激突したりと失敗を繰り返し、こちらも無事にゴールすることができました。


 プログラミング教育の導入により、学校で一人もくもくと画面に向かうイメージがあったので、子どもたちのコミュニケーション能力が低下しないか、思いやりは育まれるのかといった心配が正直ありました。
でも実際に子どもたちの様子を見て、お互いの得意分野を教えあったり、失敗した子は成功した子にやり方を聞いたり、どこに問題があってどう対処すれば成功するかをお互いに話し合っている姿をみることができ逆にコミュニケーションが図れるのではないかと感じることができました。

同時に、どのように取り入れるかは各学校の主体性に任せられるらしいので、教える側の質により学校ごとに教育格差が生まれないか?といった不安はあります。
ですが、プログラミング教育の導入が、明るい未来への幕開けとなるような期待ができるイベントでした。

今後も関係各所の皆様のたゆみない努力に感謝をしつつ、私も身近にできることから始めようと思います。




文責・上野

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